概要
量子用波長可変レーザは、光学アンプやファイバアンプによる直接増幅、ならびに周波数変換システムとの併用による第2高調波発生や和周波・差周波混合に対応します。外部シード型テーパードアンプ(MOAL/MOA)は、650~1080 nmの波長域に対応し、最大4 Wの高出力を実現するコンパクトで高安定なテーパ増幅器(TA)システムです。フルサイズのMOAは、入力・出力の両側に単段または二段アイソレータを内蔵可能で、自由空間およびファイバー結合の両構成に対応します。一方、MOALはスリムな筐体を採用し、入力側の内部アイソレータを省いた省スペース設計です。両モデルとも、MSAシリーズで実績のあるワイヤカット加工フレクシャーマウントを入出力結合レンズに採用し、優れた受動安定性と、TA素子交換の容易さを両立しています。高効率な光学設計により、波長や出力条件に応じて数mW程度のシード光で高出力増幅が可能です。また、増幅後の出力は2ビームに分岐でき、自由空間出力と自由空間またはファイバー結合出力を同時に利用可能です。冷却原子、量子光学、精密分光実験における柔軟な光学系構築に適したTAソリューションです。
特徴
- 対応波長範囲: 650~1080nm
- 波長に依存して最大5Wの高出力
- ワイヤーカット加工フレクシャー機構による高いアライメント安定性と、簡便な最適化手順
- TA(テーパ増幅)ダイオードのユーザー交換に対応
- 非点収差補正レンズを内蔵し、良好で再現性の高いビーム品質を実現