簡素化された光学構成により、高い堅牢性とコスト効率に優れた動作を実現します。
概要
オンボード表示を備えたコンパクトなレーザ波長測定器で、Ethernet/USB接続を標準装備しています。多モード発振を明確に可視化できるため、外部共振器型ダイオードレーザ(ECDL)や原子冷却・トラップ実験に特に適しています。レーザのアンロックや多縦モード化を即座に検知でき、実験の信頼性向上に貢献します。現在第6世代の成熟した設計です。ECDLが半導体ダイオード共振器の複数縦モードで動作している際のスペクトル例では、挿入図として2つのダイオードモードが明確に分離して表示され、モード状態を直感的に把握できます。
リアルタイムで波長表示が可能であり、日常的なレーザの波長調整およびアライメント作業を効率化します。
本体ディスプレイによる読み出しに対応し、スタンドアロンでの運用が可能です。
USBおよびEthernetインターフェースを備え、リモート監視およびシステム統合に対応しています。
スケーラブルな実験系構築に適した設計となっており、複数レーザ構成に柔軟に対応します。
特徴
- 測定精度: ±0.001nm
- スペクトル分解能: 0.02nm
- 波長表示分解能: 100MHz (0.1pm)
- 350~1620nmの任意波長に対応
- ピコワット級の入力感度
- 多モード発振を即座に識別
- 高速リードアウト
- 連続波(CW)およびパルスレーザ入力に対応
- PIDフィードバックによるレーザ波長安定化対応
- EthernetおよびUSBを標準装備
- コンパクト筐体: 165x85x70mm
- 自立動作: ディスプレイ内蔵、バッテリ駆動可能
補足事項
(1) 精度に関してはFAQをご参照ください。分解能および半導体レーザーのマルチモード発振の分離能力は、波長および使用するダイオードに依存します。
(2) 波長計の測定レンジは、780nmにおいて22nmです。出荷時にはユーザー指定の波長範囲(例:775~797nm)で校正されており、その後はユーザー校正により350~1620nmの範囲で他の波長への調整が可能です。
(3) 入力はFC/PC接続のシングルモードファイバに対応し、FC/APC–FC/PCファイバが付属します。本波長計は高感度であるため、ファイバ入力用レンズやキネマティックマウントは不要であり、ファイバ端面をレーザビーム中に保持するだけで測定が可能です。
(4) 測定レートは本体単独で最大1250回秒、Windows用ソフト「mogwave」を使用した場合は最大250回/秒です。
(5) DAC出力:12ビット分解能、最小分解能0.5mV。